News お知らせ

ダイヤモンド・オンライン

2013.03.27

ダイヤモンド・オンラインに津田大介氏と加藤嘉一の対談の後編が掲載されています。



津田大介×加藤嘉一対談: 「ウェブで日中政治は動くのか」(後編)
センセイにならなくても政治参加は可能。ウェブで政治が日常的な存在になる 。

どうぞご覧ください。

(前編はこちら:中国人民は自由に飢えるからこそウェブで政治を議論し、動かそうと渇望する。

ボストンケンブリッジの自宅にて

2013.03.25



皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

1か月ほど前に雪中ランニングで思いっきり転んで尾てい骨を痛めていたのですが、
ようやく回復を見せ始めました。
ランニングや筋トレをしても痛みが出なくなってきました。
チャールズ河沿いはまだまだ風が強くて寒いけど。泣

最近ようやく一人の時間・空間を大切にすることの意味を体感できるようになってきた。
パーティーや会食にも極力参加しない。
自分で料理を作って、皿洗いをして、BBCラジオ聞きながら、食後はガラパゴスコーヒーを飲みながら
眠くなるまで読書を続ける。

何が自分にとっての仕事なのかを再定義するように努めている。
マイライフだから。

もう一人の自分との対話を大切にしながら、自らの時間と空間を支配していくこと。
10年前に中国に行ったばかりの頃の自分に似ている。
少し違うのは、映画を観たり、ボケッとしたり、散歩をしたりという余白を意図的に創ろうとしていること。
これが怠惰ではなく成長だと言えるように、気を引き締めていきたい。
すべては自分次第。

自分で始まり、自分で終わる。

やっぱり辞書を引くことが楽しい。
つくづく感じる。
英語辞典はいまでも中学一年生のときに学校の指定で買った(当時は買わされたと思っていたけど。笑)
旺文社のNew Sunrise English-Japanese Dictionaryを使っている(学院のみんな覚えているかな?笑)。
人生を終えるまで一緒に歩んでいこうと思っている。
手放してはいけない。

僕と辞書の関係はそんなにシンプルに出来てない。
御縁だから。

辞書を引いている時間は落ち着く。
自分とにらめっこしている感じ。

少し疲れたと思ったら、ミスチルの「終わりなき旅」を聴いてみる。

ボストンの冬は長いです。


2013年3月24日 ボストンケンブリッジの自宅にて

ダイヤモンド・オンライン

2013.03.19

ダイヤモンド・オンラインに津田大介氏と加藤嘉一の対談が掲載されています。



津田大介×加藤嘉一対談: 「ウェブで日中政治は動くのか」(前編)
中国人民は自由に飢えるからこそウェブで政治を議論し、動かそうと渇望する。

どうぞご覧ください。

ボストンケンブリッジの自宅にて

2013.03.18



皆さんこんにちは。加藤嘉一です。
東京はだいぶ暖かくなり、春の息吹が感じられるようですね。
花粉症の方には辛い季節かもしれません。
季節の変わり目で体調を壊しやすいですが、ぜひ皆さん健康で、日々を充実させてくださいね。

さて、少し前に南米に行ってきました。
日常的に行っているフィールドワークと年に一回の気合旅行を兼ねる形で強行しました。
特にガラパゴス諸島での数日間は己の世界観を覆す情景に身を包まれた感じです。

現在、ハーバード大学では米中関係の行方にポテンシャルなインパクトを与えうる米国と中国の体制、
システム、価値観といったファクターに着目して研究を進めていますが、
これらファンダメンタルな問題を考えるとき、まさに一つの原点に立ち返る必要があると思うのです。

1835年にガラパゴス諸島を訪れたチャールズ・ダーウィンは、これまで見たこともない動物や気候、
地形の成り立ちを目にしながら、「種の起源」に思考を巡らし、後に『進化論』を世に問うことになります。
今回もチャールズダーウィン研究所(1964年成立)に足を運び、約180年前にダーウィン氏がどのような思いで
この地を歩いて回ったのかを想像しながら、陸と海、動物と植物、そして心優しく、自然を愛してやまない
地元の人々が奏でる「赤道ミステリー」を体感することができました。

ガラパゴス諸島での体験記はこれからの執筆で皆さんにも徐々にフィードバックしていけるように
準備していきたいと思います。

ボストンはまだまだ寒いです。
お日様が出ていれば過ごしやすいですが、それでも最低気温はマイナスで、我がランニングコースである
チャールズ河沿いは風も強く、寒さが大の苦手のぼくにとっては厳しい日々が続きます。
心を整えて、日常生活のひとつひとつを大切にしながら、春の到来を待ちたいと思います。

  

加藤嘉一 2013年3月17日 ボストンケンブリッジの自宅にて

日経プレミアPLUS Vol.6

2013.03.11

加藤嘉一が連載している日経プレミアPLUSの最新号が発売されました。

日経プレミアPLUS - Vol.6


中国激動の転換期を往く
「“南方週末事件”で明らかになった党のガバナンス力」

どうぞご覧ください。

雪の舞うボストンの夜空を見上げながら

2013.03.08



皆さんこんにちは。加藤嘉一です。

地球の裏側からボストンに戻り、自分なりの日常を取り戻すべく過ごしています。
これまで28年間、とにかく突っ走ることしか考えていなかった自分。
少し立ち止まって、何かを考えたり、何かに悩んだり、何かと向き合ったり。
そういう余裕を持ててこなかった。立ち止まることが怖かったからだと思う。
一度立ち止まったら、二度と走れなくなるかもしれないという恐怖は今でも変わらない。
これからも変わらないだろう。
いつも何かに怯えていて。不安でしょうがなくて。朝起きれば、枕が涙でぬれていて。
いつだってそうだった。
でも、それが僕の生き方なんだと、今に至っては、少しずつ弱い自分を受け入れている。
料理、洗濯、読書。
ランニング、執筆、研究。
単調な生活にリズムを見出していくプロセス。
今はまだ見えない地平線の彼方へ、僕は向かっているのだろうか。
肩の力を抜いて、拳に力を入れる。

2013年3月7日 雪の舞うボストンの夜空を見上げながら

地球の裏側にて

2013.03.05

生きていれば色んなことがある。

社会は色んな人で構成されている。

色んな人が、色んな思惑、価値観、感情で、日々の生活を営んでいる。

僕もそんな人間の一人。

ここ数日、フィールドワーク中に、手帳とiPhoneをなくした。
時計とカメラが壊れた。
あらゆる記録を紛失し、正直やりきれない心境に陥った。
高価なものであるし、日記やスケジュールが詰まった手帳は僕の宝物でもある。

夕方何にも知らない土地で散歩をした。
知らないから良いことだってある。

知りすぎることが常に建設的だとは思わない。

何かを失わなければ、得ることもない。
失った分だけ、得ることだってある。

少しだけ気持ちが楽になる。
何が起きているかよりも、起きている事象をどう見るか。
そこが大切だと思う。
僕たちは人間だから。
感情に理性をかぶせることで、救われることだってある。
そして、またその逆も。

もう大丈夫。

ひとつのことを考えたり、ひとつのことに取り組み始めると、集中しすぎてしまう。
他のことに注意がいかなくなってしまう。
今に始まったことではない。
だから、僕は可能な限りモノを持たないようにしてきた。
所有リスクと闘う日々。

家族にも色々心配をかけてきた。

ひとつだけ思う。

1+1=2にならない場所。
それが人間が住む社会。

思い通りにはいかない。
だからこそ面白い。

自然の摂理に逆らわず、懸命に生きていくこと。

真剣に取り組んだことは、どれも楽しい。

真剣に向き合った時間は、いつも心の中で生きている。


2013年3月4日 地球の裏側にて

週刊ダイヤモンド

2013.03.05

現在発売中の「週刊ダイヤモンド」3月9日号に加藤嘉一が寄稿しています。

週刊ダイヤモンド - 2013年3月9日号


WorldScope from 中国:
「イデオロギー・国益・世論の狭間でジレンマに陥る対北朝鮮外交」

どうぞご覧ください。